「菜の花」と「ナバナ」はどれがどれ!?

「なばな」という呼び方と「なのはな」という呼び方を意識して使い分けたことはありますか?

多くの方はこの違いってわからないのではないでしょうか?同じものと思っている方も多いと思います。私も初めは違いがあるとは思っていませんでした。方言というか、言い方だけの違いで春になると出回る葉っぱでしょ?くらいの感覚でした。

そして、まさか2種類あるとも思いませんでした。市場にいると、この2種類はカタカナで「ナバナ」と書く場合と、「菜の花」と書く場合の2種類があります。それぞれにちょっとした違いがあるので見てみましょう。

「ナバナ」について

名古屋中央卸売市場ではこれを「ナバナ」と呼んでいるようです。

パッケージには平仮名で「なばな」とありますので、ちょっとややこしいですが、もう一つの菜の花と明確に区別するために、書くときにはわざとカタカナを使っているのでしょうね。

「菜の花」について

市場ではこちらを「菜の花」と呼んでいます。紙をほどいた状態の写真も載せてみました。

花の部分を紙で包んで輪ゴムで止めてあり、四角いブロックのような形で取り扱われています。全体的に葉に近い部分が多く、紙で包まれているところよりも下の部分はカットされています。

菜の花はやわらかい部分が多いので春の季節にはおひたしなどに使われることが多いようです。

スーパーでよく目にするのは「ナバナ」!?

これは一概に言えることではないのですが、スーパーでよく見かけるのはナバナのほうである気がしています。特に指定がなければ私達も「なばな」という注文をもらった場合には「ナバナ」で手配します。

もちろん、菜の花も手配は可能ですが、ご入用の際には「菜の花」や「束になっているもの」というような形で明示的に指定してもらえればと思います。

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